作成日:2016年02月11日
更新日:2020年03月23日
コンサルタントの親身な対応や雇用側との信頼関係が厚いことで定評のある薬剤師専門の人材紹介サービス『マイナビ薬剤師』。
全国に13拠点(※)あり、実際に会って面談ができるようなサービスを展開しています。薬剤師という特殊な業界ならではの特徴や転職のノウハウなどを知り尽くしたコンサルタントが多く在籍しています。
(※)2016年1月現在
今回の取材では、
・転職回数は多くても大丈夫?意味のあるキャリアアップとは?
・利用者満足度3年連続No.1の理由
・ここだけの話。キャリアコンサルタントの本音
など、普段聞けない貴重なお話やウラ話まで『マイナビ薬剤師』のコンサルタントに根掘り葉掘り聞いて来ました。
―今日はよろしくお願いします。
まずは、薬剤師の転職事情は特殊と聞きますが、実際、転職回数の多い方でも大丈夫なのでしょうか。
問題ありません。
転職を9回経験されている方のご支援をしたこともあります。ご紹介先が絞られることもありますが、大手から中小までご希望に合う求人を検討してご紹介しております。
―意外と1社で経験されるよりは沢山の職場を経験したほうが有利ということでしょうか?
必ずしもそうとはいえません。
薬剤師の世界では10年ほど前は転職を繰り返す方が多いイメージでしたが、 昨今は1社で長く経験したことを高く評価する医療機関が増えてきました。転職を重ねていたとしても意味のあるキャリアアップであることが重要です。
―年齢も関係してくるものでしょうか?
年齢の高い方はその分経験も多く積まれていることが多いため、良い意味で関係してくると思います。
50代後半〜60代の方もいらっしゃいますし、他業種の転職と違い比較的幅広くご紹介が可能です。
―そうなのですね。では、薬剤師は女性が多いということですが、子育て期間でブランクが空いてしまうと不利なのでしょうか?
ブランクがある方でも経験者としてご紹介できますので不利ということはほとんどありません。中にはMRとして就職し、薬剤師としてのお仕事は未経験だけれども、産休後の復帰の際に初めて資格を使って就職したいという方もいらっしゃいました。「保育園の時間に合わせて働きたい」「通勤距離はこの位にしたい」など、求職者様の希望や状況によりますが、条件さえ許せばご紹介できます。結婚や将来的に子育てを考えている方には、なるべく色々な科目の調剤ができるようアドバイスをさせていただいています。
―個人で転職サイトに登録して転職活動をされる方もいるのでしょうか?
地域によると思いますが、そういう方が実際多いかもしれません。
地方ですと、知人同士の口コミをもとに転職活動される方も多くいらっしゃいます。良い面もあると思いますが、ご友人に合う職場だからといって、ご本人にも合うとは限りません。第三者の視点で情報の偏りを未然に防ぐことができるため、ぜひ紹介会社もご利用いただきたいと思います。
「人気の求人について」話す丸田さん
―2016年現在、どのような求人が人気ですか。
人によりますね。お子様やご家族がいる女性ですと ワークライフバランスを優先できる環境が人気ですし、若い方ですと成長のできる環境を優先されます。 また、男性ですと高年収の求人が人気の傾向にあります。
―なるほど。業態というより目的に合わせた求人が人気なのですね?
そうですね。やはり希少性の高い求人は人気が高いです。例えば、現在は西洋医学での処方がほとんどのため、東洋医学で漢方の処方を行っていて、しかも門前薬局となるとさらに少なくなってきます。そのような求人が出てくるタイミングは限られているため、「良い求人があったら紹介ください」ということで長く登録されている方も多くいらっしゃいます。
―続いてですが、薬剤師の転職市場について、2016年どのような形で推移していくのかお聞きできればと思います。
薬剤師の売り手市場はまだまだ続くと思います。
未だ新卒薬剤師は各社取り合いになっています。国家試験の合格率は約6割と、世の中に出て行く薬剤師の数が多いわけでもないため、まだまだ売り手市場ですね。
―なるほど。それは、2012〜13年から右肩上がりなのでしょうか?
それに応じて年収も上がったりはするのでしょうか?
薬剤師の転職市場は右肩上がりではありますが、年収の上昇については落ち着いてきました。
薬剤師養成のための薬学教育が4年制から6年制になったことで新卒入社時の年収は上がっていますが、年収の上昇幅については以前とそこまで変わらないと思います。
―それが転職に繋がっているのでしょうか?それとも業界独特の風潮なのでしょうか?
そうですね。要因の一つにあるかもしれません。
あとは場所によります。薬科大がある地域と無いところでは違いがあります。無い地域では全体的に年収が上がっていますね。
―面白い傾向ですね。ありがとうございます。参考になりました。
―続いて、御社の転職支援のサービスについてお聞きしたいのですが、他社との違いと御社の特徴をお伺いできればと思うのですが・・・。
『マイナビ薬剤師』は薬剤師の人材紹介サービスの中で、3年連続利用満足度1位の評価を頂きました(楽天リサーチ2015年11月実施)。特に評価いただいたポイントとして、1つめは、【詳しい求人を教えてもらえた】という点です。求人企業への深いヒアリングをもとに、各求人の特徴をコンサルタント全員が把握・共有しています。加えて当社の求人管理システムや長年の経験値から、「この求職者には、どういった求人をおすすめすべきか」について高い精度を保つよう努めています。 2つめは、【親身に相談に乗ってくれる】点を評価いただいております。コンサルティングの際には、“転職の相談”というよりも“人生相談”としてお話を伺うよう努めており、ご支持をいただけたようです。大変有難いことです。
3つめは、【たくさんの求人を紹介してもらった】という点です。求人数は40,000件以上あり、さらに非公開求人も約4割ございます。求職者様によって紹介求人数は異なりますが、2015年11月は1人当たり23.3件のご紹介をしています。
―23.3件中、何件くらい実際の応募まで進むのですか?
首都圏であれば3~4件応募される方が多いです。逆に1件しか受けたくないという人もいらっしゃいますが、比較のため、また選択肢を広げるためにも複数受けられることをご提案しております。コンサルタントがおすすめした求人先に決める方も少なくないです。
―そうですか。続いて、転職支援の流れ、スケジュールについてはどのような感じなのでしょうか。
登録いただいてから出来る限り早くご連絡をしております。電話でお話をした上で当社にご来社いただき、来社が難しい場合は電話面談をして、その後、求人のご紹介を行います。求人に応募の意思をいただいた後は、選考に必要な情報をお伝えし、必要に応じて面接の対策を行います。内定後は、給与、入社日など雇用条件に関する調整を弊社にて行います。
中には、今は転職を考えていないけれども、まずは相談だけをしたいという方もいらっしゃいます。
多くの「情報量」と「親切な相談」を素早くお届けする「スピード」が、『マイナビ薬剤師』の持ち味となっております。
「キャリアコンサルタントの体制について」と話す柏木さん
―続いて、御社の体制についてお聞きしたいのですが、紹介する仕事内容に合わせて担当を分けていらっしゃるのでしょうか?
薬剤師さんが勤める場所はおおよそ決まっており、 調剤、病院、ドラッグストアが8~9割で、 残り1割が一般企業です。一般企業で薬剤に関係する のは治験業界や製薬メーカー、薬を扱う 物流倉庫などがあります。他には 医療機器を扱うメーカーもあります。 当社のコンサルタントは基本的にどの職種でも ご紹介できる体制を取っています。
―では、登録してエントリーするとどの方でも対応されるのですか?
まず、エリアによって担当のキャリアコンサルタントが決まっています。全国13ヶ所にオフィスがありますので、北海道の場合は北海道エリアの担当者が対応します。
エリアごとに展開する薬局の特徴は異なるため、よりリアルな市場感が分かる者が担当します。
―逆に聞きにくい質問なのですが、求職者の方が「合わないな」となった場合に「コンサルタントを変えてください」ということもあるのでしょうか。
例えば、女性のご登録者様を、たまたま男性のコンサルタントが担当した時に、「女性特有の悩みを相談したいので、女性に変えてください」といったケースもありました。ご希望があればいつでもお気軽にご相談いただければと思います。
―薬剤師は特殊な業界ですので、市場感とか知識が必要と思いますが、どのように身につけていますか。御社の勉強会などの教育体制はどのような感じなのでしょうか。
勉強会は定期的に開催しており、情報交換や企業勉強会もしています。また、毎月求人を出されている企業様に来社いただき、市場感の共有をしていただいています。コンサルタントの中には元々薬剤師として働いていた者もいるため、常に実情の把握に努めています。(業界についてあまりに詳しいので薬剤師に間違えられることもあります。笑)
―なるほど。笑
続いて求職者についてお聞きしたいのですが、どのような雇用形態の方が多いですか。
常勤が8割、非常勤(パート・契約社員)が2割ですね。
―非常勤の登録はご遠慮したいとかあるのでしょうか。
-打ち合わせの様子-
それはありません。土曜1日勤務や日曜1日勤務といった希望条件でも最大限お探しいたます。
紹介できるかどうかは求人状況とご希望次第にはなりますが、いつでもご相談ください。
―そうなんですね。ちなみに社風とか職場環境とか気にされる方は比較的少ないのですか。
比較的多くの方が気にされますね。条件で求人が20件以上並んだ場合、そこから面接に繋がる3、4社は職場の雰囲気で決まります。職場の雰囲気は、直接コンサルタントが目で見て話を聞いてお伝えしております。最終的に決定する1社は、社長さんのお人柄などの社風などで決まることが多いです。
退職のきっかけとして社風や人間関係を挙げる方が多いため、退職された会社の社風をお伺いしながら、合いそうな社風の会社をご紹介しております。そこがマッチングで1番難しい部分ではあるかと思いますが…。
―薬剤師の世界では「高年収」や「高時給」というのはどの程度の金額になるのでしょうか?。
私がご支援した中に年収1000万円でのご成約もありました。
パートの場合、夜間で時給3,000円以上だと「高時給」と言われる金額です。
日中の場合は2,000円を超えたあたりが多いと思います。
―そうなんですね。続きまして、「困るな」という求職者さんはいらっしゃいますか。
連絡が取れない方でしょうか。メールも電話も繋がらないと何もできなくなってしまいますので、せめて連絡できない理由などをご連絡いただきたいです。笑 忙しくてやむを得ない方もいらっしゃると思いますので、その場合はメールでご一報いただければ嬉しく思います。できれば電話で直接お話したいのですが。。。
あとは、正直に話していただきたいです。例えば、前職を1ヶ月で辞めてしまった、ということも隠さずに話していただきたいです。ご本人はマイナスに捉えているかもしれませんが、それが第三者から見て必ずしもマイナスとは限らないためです。何でも腹を割って話していただきたいです!
―例えば、何も未来像を描けてなくて、ただ辞めたいから、という理由で登録だけ来られる方でも大丈夫ですか?
それは我々が上手くサポートいたします。「このままでいいのかな」と疑問や悩みを抱き来られる方は多くいらっしゃいます。自分にしか出来ない付加価値を自ら作り上げていかないと、薬剤師としてのキャリアアップに将来的に影響がでる可能性があります。そのため、未来像を一緒になって考えさせていただいています。
今まで経験されたことを一緒に棚卸しし、どのようなキャリアアップを目指すのかを話し合います。
その際は、「患者さんや先生との信頼関係を重視したい」など、何に仕事のモチベーションを感じるかに結びつけるかということになって来ると思います。
―なるほど。薬剤師さんも大変なのですね。
続いて、登録前に薬剤師さんにしておいてもらいたいことをお聞きしたいのですが、何かありますか?
カフェのような談話スペース
それは基本的にありません。
個人で情報収集を進めている場合は、情報に対して偏ったイメージを持ってしまうことがあります。弊社では客観的な情報提供が可能ですので、転職を迷っている場合でもお気軽にご相談いただければと思います。
あとは、状況にもよりますが、本気で転職を考えていらっしゃる場合は、事前にご家族や配偶者にご相談をされたほうが良いかもしれません。黙って転職活動して、後で大反対をされてしまったというケースもあるためです。旦那様を納得させるためにどうするか、といった事の材料を一緒にお探しすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
体調を第一に考えていただければと思います。
あとは本音で全て話していただきたいです。他社様の登録があれば、進捗状況を教えていただきたいですし、お互いが腹を割って話せる関係でいたいと考えております。
―参考になります。
それから、スムーズに決めるためのポイントはありますか?
私たちの話にぜひ耳を傾けていただければと思います。
ブランクから復帰する方、転職回数が多い方でも多数の転職支援実績があります。また、ご希望の条件が難しいとご自身で考えられている方も弊社にご相談いただいたことで転職を成功させた方もいらっしゃいます。これらの転職成功例のほとんんどのケースが、弊社からのご提案に耳を傾けていただき、二人三脚で転職活動ができたからだと感じています。
―なるほど。では、最後になりますが、転職希望者へ一言お願いします。
御社の強みやセールスポイントなどもありましたらお願いします。
弊社は満足度の高いサービスを売りにしておりますので、しっかりとお話を伺い、納得のいく転職活動をご支援いたします。
4−5年前に転職サポートさせていただいた方から「結婚したので、またお願いします」と再度依頼を受けたこともあります。もう一回サービスを使いたいと思っていただけるのは、本当に強みだと思っています。
また、簡単な電話で終わることもありますので、「相談しようかな」とか、少し悩んでいらっしゃる方もお気軽に登録いただければと思います。
「人生ベースでご相談ください」と話す丸田さん、柏木さん
マイナビ薬剤師の皆さんは口を揃えて、「腹を割って本音で話してください」とおっしゃっていました。
誰しも最初は、自分の将来のために良く見せようと必死なのかもしれません。しかし腹を割って話す事で、本当の自分が見えてくるものです。
「本当は何がしたいのか。」「どうありたいのか。」
真正面から向き合おうとしているコンサルタントの姿こそが、「親身になって相談してくれる」という点で、利用満足度No.1 の証なのかもしれません。
インタビューを通じて、求職者とコンサルタントの距離の近さを感じました。転職相談というより、人生相談。心温まる一生モノの相談力で築き上げた求職者との信頼と絆を築いていらっしゃいます。求職者にとって、柏木さん、丸田さんのようなコンサルタントは、大変心強い存在でしょう。
インタビューを受けてくださったコンサルタントの柏木さん、丸田さん、ありがとうございました。
紹介会社のサービスにおいて、しばしば紹介会社都合の求人提案をされることがあるという話しも聞きますが、『マイナビ薬剤師』は全くの真逆でした。とにかく求職者の事を一番に考えて行動します。そこが大きな信頼を得ている一番の要因なのかもしれません。内定後も面談することもあるそうです。
将来についてお悩みの方は、一人で悩まずに、まずは登録だけでもしてみることをオススメします。親身なコンサルタントが人生ベースで相談にのってくれますよ。