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2017/12/01

転職エージェント掛け持ち時の選考情報共有のススメ

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そろそろボーナスを貰って転職しようと考える方も出てくる時期ではないでしょうか。
また、企業側でも年内に採用を一段落させようと考えるケースもあり、11月末から12月上旬に面接を組もうと調整しているはずでしょう。


今回は面接スケジュールに関して転職エージェントが行ってくるコミュニケーションについてお話をしたいと思います。


【目次】

1.秘密厳守させるエージェントがいる



転職エージェントに行くと、あることを言ってくるエージェントがいます。
「選考状況は他のエージェントには黙っておいてください」と。


理由としては「非公開求人なので」という言い方が一般的だとは思いますが受けている会社について黙らせます。なぜこんなことをいうのでしょうか。



1-1.秘密情報を守らせるのはエージェント自身を守るため

答えは1つです。自分の紹介した求人で決めたい!だから他のエージェントに邪魔をさせないようにしたいということです。


でも非公開求人というのは事実でしょ?と思われる方も思われる方もいるかも知れませんが、厳密に非公開求人というものはほとんど存在していません


世の中にある非公開求人というのは、人事がエージェントからくる新規開拓電話の相手をするのが面倒だから公開しないで、と言っている物が大半です。その気になれば公表していいものが大半となっています。


現に、DODAは大半の求人を転職サイトに掲載し、他の会社が非公開求人にしているものを公開求人として取り扱っています。
実際、私が4年間担当した本当の非公開求人は片手で数えるくらいです。


つまり、転職エージェントは横槍をいれられたくないがために「非公開求人」という言葉をつかっています。厳密な非公開求人というのは、『求人を募集していることが分かると社内にハレーションが発生するから募集していることが社内に知られたくない求人』を表します。


代表的な求人としては、マネージャー、幹部クラスの採用など人事上社内に知られたくないものです。「非公開求人」という言葉は単純に転職エージェントにとって非常に都合がいいため、一般的に使われているのだということも知っておくと良いでしょう。



1-2.自分のためにはエージェントに選考状況をさらけ出した方が良い



あなたの選考状況は、あなたが利用しているエージェントに会社名を含め伝えましょう。
その理由は下記2点です。


①スケジュール調整が利きやすい
転職エージェントは基本的に肉食系だと思っておいてください。なぜなら、採用を1件決めるのに売り上げが100万円、200万円の世界となりますが、逆に言えば売れないときは0です。そのため、あなたを自社のクライアントである企業に売り込みたいと考えています。


できるエージェントであれば選考スケジュールに非常にこだわります。 なぜなら、転職者の選考時期を把握しておけば、競合エージェントに先んじて手が打てる、主導権を握ることができるからです。


というのも、転職者は内定がでた会社から、内定受諾する・しないを選択します。裏を返せば、内定が出た日から内定承諾期限までのスケジュールを知っているエージェントは、その期日までに自分が押し込みたい企業の内定を出す、ということもできます。


転職者が他社に入社決意してしまうまえに、エージェント自身が紹介した企業の内定承諾を迫る、「勝負」の土俵にのせられるのです!


あなたにとって、これは非常にメリットです。なぜなら同じタイミングで2つ以上の企業を比較することができるからです。ですので、あなたの先行スケジュールはしっかり共有しておきましょう。



②企業情報を得やすい
あなたが受けている会社の情報について他のエージェントの声というのは非常に気になりませんか?あなたが実際に受けている会社名を公表することであなたが受けている企業の評判を別の角度からチェックすることができます。


あなたを担当しているエージェントが会社の評判や現状を説明する時にまるっきり嘘をつくことはないでしょう。ただし、客観性としてはやや欠ける部分もあるため、ほかのエージェントから評判を聞くというのはセカンドオピニオンを取りに行くのと同様のことなのです。


ただし、気を付けてほしいのは「ネガティブキャンペーン」です。
他のエージェントは自分の求人で決めたいので、ほかのエージェントで受けている求人に対し、ネガティブ情報を伝えてくることがあります。


もし、そのような情報を他のエージェントからもらった場合は、その情報の確認をあなたが受けている求人を担当しているエージェントにぶつけてみてください。


その時、明確な答えが得られない場合はそのネガティブ情報を信じてもいい可能性がありますし、ちゃんと明確にレスポンスがあった場合は、信じなくてもいい情報かもしれないという判断もできます。


認識してほしい点として、ネガティブ情報は必ずしも正しいわけではありません。また、ネットの口コミサイトの情報は古いことが多いのであまり信用できません。エージェントから聞く情報はあくまでも「参考情報」と位置付けてほしいですが、それでも受けている求人を公表することで参考情報を多く得られるというのは事実です。


情報源を得るためにも情報公開は行っておきましょう。



1-3.ただし隠した方が良い情報があるのは事実



基本的に、あらゆる選考に関する情報というのは使っている転職エージェントに伝えるべきですが、隠すべき情報もあります。それは精神疾患にかかった経験です。


エージェントは基本的に企業の目線でものを考えます。なぜなら、お金をもらうのはあくまでも企業だからです。そのため、あなたが過去に精神疾患を患ったという情報があった場合、その情報を元にあなたの転職活動をすすめることになります。


ただし、このような精神疾患の情報というのは、センシティブな情報として扱われ選考企業に公表しなければならない情報ではありません


源泉徴収票との兼ね合いで入社にわかってしまうことはあります。しかし、そういう事情がなければ無理に公表する必要はないということも同時に知っておいてください。



1-4.まとめ


エージェント吉田

転職エージェントは他のエージェントとの争いを避けるようにするため、自社選考、求人の選考状況を教えないようにさせるということをさせますが、転職エージェント同士で争ってもらった方があなたにとってより有利な選考ができ、同時に情報収集等も行うことができます

そのため積極的に争わせましょう。併せて、必要ではない限り、精神病経験など余計なことを言わないというのも大事なことだと理解ししておいてください。



2.エージェントを逆に利用しよう



エージェントは売り上げを稼ぐためにあらゆることをやってきます。特に、できるエージェントであればその傾向は強いでしょう。であればそれを精一杯利用してあなたの転職活動を有利に進めていくことが重要です。



2-1.選考スケジュールは余さず伝えておく

あなたの選考スケジュールはちゃんとエージェントに伝えておきましょう。特に、最終面接のフェイズはしっかり伝えておいたほうが良いです。


なぜなら、会社にもよりますが最終面接はある程度内定が出る可能性が高いです。内定がでる可能性が高い以上、決断を迫られる可能性が高いということです。


決断をするためには比較対象があったほうがいいでしょうし、本命の企業じゃない会社で最終面接が組まれる場合は余計に悩ましいでしょう。


しかし、本命、もしくは本命に近い企業とすでに最終面接が組まれた別の企業を同時に受けることで、本命企業に内定が出れば万々歳ですし、本命企業が落ちてもう1社で内定がでれば諦めもつきます。いずれの場合でも納得して決断ができるということになります。


それが実現するのはしっかりスケジュールを利用しているエージェントに伝えているからなのです。満足が行く転職活動をするためにも、しっかり自分の情報は積極的にエージェントに伝えておくというのは大事なことなのです。



2-2.受けている会社も伝えておきましょう



これは上述の通りなのですが、受けている会社を伝えておくと、その会社の情報をセカンドオピニオンという形で別の角度から得られる点でメリットがあります。


さらに、知識のあるエージェントであれば、あなたが受けている会社の内定までのスケジュールや、産出が想定される金額なども教えてくれる可能性があります。ネガティブキャンペーンには注意してもらいたいですが、選考を受けるうえでの恩恵が得られることが多いです。


非公開求人なんてものは数多く存在しません。あなたにとってメリットを多く得るためにも受けている会社はエージェントに対ししっかり公開したほうが良いでしょう。



2-3.提示年収を伝えておくことで年収交渉になる



オファー、すなわち内定をもらう提示金額が出た場合、もしくは提示金額がほぼほぼ確定している場合、その内容についても伝えておくと良いです。


私が年収交渉をする際に、「いくら出してほしい」という言い方はしません。「当初の本人の希望は~円です」という言い方や「他社で~円のオファーが出ています」という可能な限り客観的に伝えます。そうすることで、それ以上の金額を考えないといけないという頭に企業はなります。


このように希望金額を伝えておくことで年収交渉の材料となるのです。そのため、オファーの内容はエージェントに伝えておくとあなたの年収アップにつながる可能性があります。



2-4.上記を伝えておけば出方でエージェントの質もわかる



また、こういう情報をしっかり伝えておくことで、いいエージェントはあなたのために動いてくれます。また、動くことであなたにデメリットが出てくる場合はその旨ちゃんと説明し、あなたが提供した情報に沿って対応します。


併せて、あなたの内定が出る最終面接の企業に対して質問を受けた際、とにかくネガティブばかりあなたに言ってくるエージェントはあまり信用すべきではありません。自分さえ良ければいいと思っている行為だからです。また、それがその会社のクライアントだった場合は余計にそうです。


会社である以上、そんな夢のような環境はほとんどないでしょう。大半の会社は良いところと課題が入り混じっているはずです。それをしっかり伝えてくれるというのは信用できるエージェントと言ってもいいかもしれません。


あなたの転職に関する必要な情報を提供した際に、必要な行動、また節度ある行動をとれるエージェントの言葉を信用しましょう。



2-5.まとめ


エージェント吉田

エージェントは代理人です。すなわちあなたの代わりです。あなたの代わりである以上、あなたと同じだけの情報を持っておく必要があります。そして、必要な情報を伝えておけば、あなたにとって良い形となるよう動きます。

逆に言えばそういう行動がとれて、かつ商売をしながらも節度のある対応のできるエージェントこそが信頼できるエージェントです。あなたが良い転職を実現するためにもそういった信頼できるエージェントと転職活動を進めてください。



3.総括



いかがでしたでしょうか。


転職エージェントはあなたの良い転職を支援する「代理人」です。一方で売り上げ目標を付与された「商売人」です。


大事なのは、すべてのエージェントに平等に提供し、彼らにいい商売をさせるだけの情報を提供してあげることです。逆にそうすることで、彼らは自分の求人で内定を承諾してもらえるようなお膳立てをしてくれます。


本編ではエージェントの汚い部分、商売人の部分をかなりお伝えしました。そのため、「エージェント」に対し不信感を抱く方もいたのではないでしょうか。私もエージェントとして泥臭い調整や、売り上げのためにあらゆる策を講じながら日々の仕事に臨んでいます。


ただ、私はこれをプラスととらえていただきたいと思っています。なぜなら、人はお金をもらえるかもらえないかで本気度が変わってきます。本来、無料でコストがかからなくて求人の仲介をやってくれるのはハローワークですが、彼らより転職エージェントを使う会社が多いのは「本気」で採用活動に取り組んでくれるからなのです。


つまり人はお金をもらえるから本気になるということです。その原則を理解し、彼らが頑張る理由というのを情報提供という形で行うことであなたのメリットにつなげていけば幸せな転職ができる可能性を広げることができるのです。


今、転職活動中で転職エージェントを使っている方はさっそく現状を報告しましょう。
まずはそこからはじめてください。



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