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退職交渉と入社前準備をスムーズに行うコツ!全ての転職希望者、必見

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転職エージェントの吉田です。
みなさんの中で、もう転職活動も終盤にさしかかっていて、希望している会社から内定が出そう、あとは社長面接だし、これは内定でるのではないか!?といった状況の方がいらっしゃるのではないでしょうか。


安心するのはまだ早いですよ。真の修羅場が待っています。そう「退職交渉」です。


今までお世話になった会社に「次が決まったから辞めます」と言える姿は想像できますか?
仮に言えたとしても、執拗な引き留めに遭い、精神的に追い込まれる可能性だってあるのです。


同時に、入社前に必要な書類をかき集めていく作業も発生します。結構転職活動って最後まで大変なのです。ここでは、スムーズな退職交渉・入社前準備についてご紹介したいと思います。


【目次】

1.退職交渉って面倒くさい!?



最初にいいます。冒頭でもお話ししたように、退職交渉は非常に面倒くさいです。


では、何が面倒くさいのでしょうか。以下ではどんなイベントがあり、どんなことが発生しうるか、実例も交えてご紹介したいと思います。



1-1.退職交渉で発生するイベントって何?

退職交渉で発生するイベントはおおよそ以下の通りです。時系列でご紹介します。




①退職交渉開始
・上司に10分程度の時間を作ってもらう
・退職したい旨伝える


上司の状況を見計らって、「すいません、少しお時間を頂けないでしょうか」と席をはずし、緊急のミーティングの依頼をかけます。そこで、転職先が決まったため退職する旨伝えます。
まさか、あなたの上司は、あなたが辞めようと思っていることなんて考えているとは思えないので、おおよそ驚き、理由を聞いてくるでしょう。ただし、この時点では一定の時間が取れるわけではないので、いったん話が保留になるケースが大半です。



②初期交渉
・上司からのヒアリング、引き留め


退職交渉開始の後、改めて時間を取り、上司からのヒアリングという名の引き留めに会うこととなります。上司からのヒアリングというのは名ばかりで、ヒアリングする内容から引き留めるための材料探しをする時間だと思ってもらえたらOKです。



③最終交渉
・支店長、部長、社長など上司の上役との話し合い


ここまでいけば、おおよそ交渉の大半は終了していると考えてよいでしょう。多少のお小言は言われるのでしょうが、もう話の大半は済んでいるため最終確認の意味合いが強いです。



④人事対応
あとは「退職届」の提出、諸手続きを所属の人事とやりとりをするだけです。



以上がスムーズに退職交渉が済んだ場合のオーソドックスなやり取りです。



1-2.退職交渉でありがちなこと<ケース1:言えない>



「1-1退職交渉で発生するイベントって何?」でご紹介した一連の流れを見て、どう思われましたか?「まあ想定内といえば想定内だよね」と思った方もいらっしゃると思います。


その通りです。あくまでも、この流れは「通常運転」つまり、スムーズ事が進んだ場合のプロセスです。では退職交渉を行う中で、どんな厄介ごとがあるのでしょうか。


「1-1退職交渉で発生するイベントって何?」の流れに沿って、一般的なボトルネックと、実例を挙げてお話をしたいと思います。



<ケース1:言えない>
Aさんは証券会社に勤めている20代後半の方です。仕事自体は嫌いではなかったですが、自社のやり方に疑問を持ち、それが解消できず転職を決意しました。
転職を行った結果、希望していた銀行への内定を獲得できました
しかし、上司に伝えるのが怖くて、退職交渉に入らないまま時間が経過しました。
結局入社3日前にエージェント側でAさんが退職交渉を始めてなかったことが発覚し、内定取り消しとなりました。
また、このことで、数少ない銀行への転職のチャンスをAさんは潰し、エージェントからは今後転職支援を断らざるを得ない状況になりました。


①の退職交渉開始で一番起こりうること、それは「辞めます」が言えないことです。




あなたの上司に「辞めます」の一言が言えなくて、内定が取り消されることがあります。


その結果、あなたは転職への機会を損失、今まで転職活動にかけた時間を無駄にし、あげくそのエージェントから嫌われることになり、今後そのエージェントを使えなくなります。



1-3.退職交渉の対策<ケース2:恫喝・つっぱね>

退職交渉(初期交渉、最終交渉)中にあうことは、引き留め、退職干渉です。現職は、あなたを引き留めるために、あの手この手を使ってきます。


ここでは「あの手この手」の実例をご紹介します。


<ケース2:恫喝・つっぱね>
Bさんはソーラーパネルを販売しているオーナー会社で営業職として従事しています。売り上げは社内でもトップクラスで、次の会社を担う若手として期待されているものの、同僚が次々退職する過酷な環境に嫌気をさし、転職を決意しました。
転職活動を行う中で、医療機器の東証一部に上場している国内メーカーへの転職が決定し、上司に退職の意思を伝えました。
上司がその旨を了承し、社長に伝えたところ、社長は激怒し、「許さない」「半年はやめることを許さない」といった無理難題を突き付けてきました。
Bさんは困惑しましたが、なんとか粘り強く交渉し、有給消化の権利を放棄する代わりに1カ月程度の期間で退職することを現職からOKをもらうことができました。私が知りうるケースとしては、このパターンで転職を断念した方は知りません。ただし、他のエージェントでは、同様のパターンで退職を断念したら、半年後、裏切り分子として退職に追い込まれた例を聞いたことがありますので注意が必要です。

退職交渉に関して、力技で退職を拒否してくる会社が存在するのは、<ケース2:恫喝・つっぱね>でお伝えした通りです。



前提として、まずこんな無茶苦茶な会社にいるのはあなたにとって良いとは思えません。社会の役に立つためにお金をもらうのが企業活動だという前提なのに、反社会的な行為を行うというのはあってはならないことです。





ここでとるべき対策は2つです。
「退職に関するルールを知ること」、そして「相談先を知っておくこと」です。
もう少し詳しく説明しましょう。



法律では、退職届けを出してから実際に退職するまでに最低限必要な期間は2週間だと決められており、会社が引き止めようとしても、これ以降は拘束する事が出来ません。辞めたいと思ったら退職日の最低でも2週間前までには届けを出しておけば、法的に退職は可能です。


とはいえ、社会的通念上、1か月前までに退職意思を伝えておくことが大事でしょう。



また、会社はあなたが意思を示せば、理由を問わず退職は成立します。


そのため、退職意思を示したら、メールで上司に改めてその旨送るなり、退職届を提出しておくことで、あなたは意志を示した1か月後には会社に行かなくても良いというのが法律上決まったルールとなります。



ちなみに、「退職願」ではなく、「退職届」を提出してください。退職届は「決定事項」とみなされますが、「退職願」は依願事項であり、あなたの意思表示とはみなされない場合があるからです。



<該当条文はこれだ!>
民法(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)627条
1 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する


ルールがわかっていたとしても、どう運用したらいいの?と思う方、法律にそう書いているからって一方的に会社を辞めるのは怖いと思う方もいるでしょう。私も怖いです。


そんな時に相談すべき相手をちゃんと知っておきましょう。





相談先①:転職エージェント
あなたが転職エージェントを利用しているのであれば、抱え込まずに利用している転職エージェントに相談しましょう。あなたに良いアドバイスをくれるでしょうし、転職先との入社時期の調整も場合によっては対応してくれます。まずは抱え込まないでください。


相談先②:労働基準監督署
転職エージェントに相談、もしくは転職エージェントを利用していない方は、最終手段として労働基準監督署に相談してください。状況に応じては、公的機関から現職に対し、「指導」を入れることもできます。 労働基準監督署というと少し仰々しいので、労働基準監督署の出先機関である「労働センター」に相談すると良いでしょう。



1-4.やってはいけないこと<ケース3:逆オファー>


<ケース3:逆オファー>
九州に異動したものの、東京で働きたいという思いがあり、大手メーカーでのフィールドエンジニアとして活躍されていたCさんは、転勤の少ない世界的にも有数のライフサイエンスの外資系分析機器メーカーで内定を勝ち取り退職交渉を行いました。
現職の企業側からは、「外資系の企業は大変だよ」というネガティブポイントを入れられたうえ、昇給と、1年後に東京本社に戻す旨、逆にオファーをかけました
Cさんはこれに了承し、転職エージェントへの連絡を2週間無視し続けました。
その後メールで、内定辞退の意向だけ転職エージェント側に送られてきました。その旨をエージェントから転職先の分析機器メーカーに伝えたところ企業側から激怒され、Cさんの内定の取り消しが決定しました。

<ケース3:逆オファー>に至っては、給料上がったし良かったじゃないか、困ったのは転職エージェントだけじゃない?なんて思った方すらいるのではないでしょうか。(社会人としてはあってはならないことですが)


実は3のケースは一番危険なケースなのです。



ケース3の場合、やってはいけないことが2点あります。



転職先の会社名を伝えること
ネガティブを見つけ出され、それを伝え不安を煽られるケースがあります。


最近だと「転職会議」等のクチコミサイトも充実していますので、そこから情報を集められたり、場合によってはねつ造されたりことすら考えられます。


転職先の情報は伝えないほうが無難です。



②逆オファーを受け入れること
改めてですが、「逆オファー」とは、転職を現職に伝えた際に、「年収・月収アップ」や「昇給」、「職位を上げる」などの新たなオファーをされることを示します。


これは一番やってはいけないことです。そしてこのコラムで私が一番伝えたいことです。


なぜなら、あなたがその受けたオファーとは、あなたを在籍させるための一時しのぎでしかないからです。


給与テーブルなどは決まっているため、会社を組織というもので考えたら、今あなたに出て行かれた場合は、目の前の業務をこなせなくなってしまうなどのリスクがあるため残ってほしいのですが、長期的にみたらあなたはその会社を裏切って転職活動をした「反乱分子」でしかありません


あなたが「退職する」という一言はそれほど重いのです。それを認識せずに転職活動・退職意向を伝えるということは非常に危険なのです。


そのことをしっかり理解したうえで退職交渉に臨んでください。



1-5.まとめ


エージェント吉田

転職活動に必要なもの、それは覚悟です!
退職交渉において、覚悟がないと、退職交渉を開始できなかったり、恫喝を受けてひるんだり、逆オファーを安易に受けてしまったりすることになります。
覚悟がない退職交渉はあなたの立場を一層悪くするだけなので覚悟をもって退職活動に臨んでください。



2.入社前準備って何をする?



退職交渉と同時期に、入社前準備も行わなければなりません。
ここでは、入社前準備についてお話ししたいと思います。



2-1.入社前に準備するものとは?

基本的に準備するものは「各種書類」です。会社によって、若干異なりますがおおよそ以下のようなものを準備することになります。



  必要となる書類 補足事項
1 雇用保険受給資格者証 前職から支給されている細長い紙切れのこと。
2 源泉徴収票 確定申告の時期に発行されます。前年の前職のものは捨ててしまわないようにしてください。
3 年金手帳 要求されない会社もありますが、一生大切のしておくべきものです。転職するごとに必要となります。
4 通勤距離証明 会社のフォーマットがあればそれに記入する形となります。
5 身元保証人 会社から要望があるので早めに貰ってください。
6 各種資格証明書 「資格〇〇を持っている方」などの条件で内定をもらった人は特に、その資格証明書のコピーを提出することになります。
7 定期のコピー 6カ月定期のコピーもしくは金額がわかるものとなります。
8 健康診断の結果 入社前に提出を求められるか、入社前に会社指定医療機関で受ける運びとなります。
9 住民票 あなたの身分を正式に証明するものとして必要となります。


2-2.入社前準備のスケジュール感



入社前のスケジュール間についても簡単にお話ししたいと思います。
ここで、スケジュールを決定する際に必要なポイントは以下の通りです。


・いつまでに必要か
・取得までにどのくらいの期間を要するのか
・いつ取得できるのか


退職交渉を完了すると、引継ぎ、有給消化という流れになるのですが、ここで難しいのは、このスケジュールが人により異なるということです。また、引っ越しなどが発生した場合はさらに厄介なこととなります。ですので、ちゃんと入社までのスケジュールを引きましょう。



参考のため、私が地方の営業所から東京に転職した際のスケジュールをお伝えします。





私のポイントは以下の通りでした。
・健康診断は会社で受診したものがありこれで代用可能だった
・11月の連休明けが入社予定日だったのでそれに合わせたスケジュール設定が必要
・引越先は早めに決めないといけないため、また業者選定は早期に行う必要があったため退職交渉を完了させる前に決めておいた
・なお、就業規則は退職1か月に申し出が必要と記載



2-3.入社前準備をしていて分かる意外なこと

新しい会社に入社する前にわかること、それはあなたの「年収」です。


意外と毎月の給与明細、賞与の金額を見ていたとしても、いくら年収があって、実際いくら税金を払っているか、ということについては案外気が付いていないのではないでしょうか。引っ越しの際、家の中から色々出てきて感慨深くなることもありました。


転職はあなたの新たなるスタートを切る場所です。そのようなきっかけが転職準備を行う中で色々出てきます。


是非、お金のこと、生活のこと、仕事のこと、いろいろ振り返ってみてください。



2-4.まとめ


エージェント吉田

入社前準備に関しては「段取り」力が必要です。
「いつまでに」、「取得までにどのくらいの期間を要するのか」、「いつできるのか」をちゃんと確認しましょう。
また、新たなるスタートを切るための良いきっかけにもなります。是非事務的にも精神的にもしっかり準備をして新たな会社に入社しましょう。



3.総括・まとめ



いかがでしたでしょうか。
退職交渉と入社前準備について必要なものは、「覚悟」と「段取り力」です。


退職交渉は精神的に大変なことが多くて逃げたくもなりますし、一見ラッキーだと思っても思わぬ罠が待ち構えています。


しかし、「何があっても絶対辞める」、「新しい会社で再スタートを切る」ということを「決定事項として」不断の決意で臨めば何も問題はありません。


一方、入社前準備に関しては、スケジュール、タスクを管理する「段取り」を行う力が重要です。


また、新たな職場に臨む精神的な「整理」の時間にも充てることができます。


覚悟をもち、やることをやって、心を整理する時間、これが退職交渉と入社前準備のフェイズでやることだということを認識してみてくださいね。

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