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転職エージェントが本音で教える「転職だけではない」キャリアアップの真実

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転職エージェントの吉田です。
この原稿を書いている4月3日は本当に電車が混んで大変でした。新社会人の方もたくさんいたのでしょう。改めて活躍を祈念します。


さて、転職エージェントをやっていると、求職者から聞かれるステレオ文句の一言があります。それは、「キャリアアップ」です。


意識が高いのか、ノリで使っているのかは知りませんが、「キャリアアップ」と皆が口々におっしゃるのに「キャリアアップ」って言葉を本質的に理解して使っているのか、すごく違和感があります。


そこで今回は「キャリアアップ」についてお話します。


【目次】

1.キャリアアップって何?



ここでは、皆さんがお経のように唱えている「キャリアアップ」という言葉について本質的な理解をしてもらいたいと思います。


キャリアアップの言葉の意味、そしてキャリアアップとして想定される手段などについてまずはお話ししましょう。



1-1.キャリアアップの定義

まずは、キャリアアップについて、辞書にはどのように書かれているのか見てみましょう。


①より高い専門的知識や能力を身につけること。経歴を高くすること。
②高い地位や高給職への転職。

もう少しかみ砕いてみましょう。
①については大きく3つの側面があります。


まずは「高い専門性」です。これは、業界や自身が取り扱っている製品・サービスについて知るということです。


例えば、証券マンが「高い専門性」を身に着けるとなると、金融工学に基づく投資理論を身に着けるとか、証券アナリストの資格を取り、不動産や保険の知識を身に着け、総合的な資産運用の能力を身に着けるなどといった、今取り扱っている分野、またその商品知識を身に着けて仕事の専門性を高めるといったものです。


つまり、現在いる領域に強くなる、これが専門性を身に着けキャリアアップするということになります。




2つ目の「能力」については、いわゆる「ポータブルスキル」のことです。


「ポータブルスキル」とは、直訳すると「どこにでも持ち運び可能なスキル」という意味で、あらゆる業種・職種を問わず、どんな仕事や職場でも活用できる汎用性の高いスキルのことです。


企画の立て方、タスク管理能力、営業における提案方法、クロージングなどがこれに該当します。


最後に「経歴」です。これは位の高い「肩書」を得ることです。わかりやすいのは出世やMBAを取得、昇格(給与があがることも含め)が該当します。


②について、ここで初めて「転職」というワードが出てきます。出世や給料アップのために転職することも「キャリアアップ」と位置付けられます。


ここで読み取っていただきたいのは、①があって初めて②があるということです。高い専門性、技能、経歴があって初めてキャリアアップの転職という選択肢があるということです。



1-2.キャリアアップを実現するための手段



キャリアアップを実現するためには、大きく4つの手段があります。その4つとは以下の方法です。


<キャリアアップの手段>

①今の仕事で成果を出す
②社内異動
③転職
④独立

千里の道も一歩からで、今やっている仕事で専門性、技能を身に着けないことにはキャリアアップも何もありません。逆に言えば今やっている仕事を極めていくこと、成果を出していくこと、これが「キャリアアップ」の第一歩であり、全てです。


そうして日々積み上げていくことで、社内異動で専門部署への「キャリアアップ」への道も開けますし、今の所属のままでも給与が上がり、肩書があがることも「キャリアアップ」です。


そうやって自身の能力をつけることでより良い肩書や給与を得るための転職、しいては独立という道も開けてきます。


キャリアアップの手段は4つと言いましたが、この4つにもストーリーがあるということです。




1-3.まとめ:キャリアアップは転職だけではない!


エージェント吉田

キャリアアップの基本は目の前の仕事を全力でやり切り、成果を出した後にあるものです。
今のことができない方が、別の仕事をしようとするのは「キャリアチェンジ」です。今の仕事があって、結果があって初めてキャリアアップがあることをまずは忘れないでください。



2.転職でキャリアアップは最後の手段!?キャリアアップの具体的手段

さて、キャリアアップは「今」を大事にして初めて成立するものだということは1項で理解していただいたと思います。とはいえ、あなたが将来やりたい仕事、目指したいものがあると思います。


ここでは、具体的なキャリアアップのやり方についてお話します。



2-1.キャリアのゴール、マイルストーンを決めよう



まず、最初にやっていただきたいこと、それは「キャリアアップという言葉を使うことをやめる」ことです。ここでお話しする内容は、一言でいえば「具体的な目標を持とう」です。


「キャリアアップ」という言葉を使うことは目標があいまいな状況ですと言っているのと同じです。そんな状態で「キャリアアップ」できるでしょうか。私はできないと思いますよ。


さて、あなたの目標は何でしょうか。そして、そのために必要なマイルストーン(重要なポイント)はなんでしょうか。


目標とマイルストーンの置き方について、人にさんざん能書きを垂れている私の話を例に挙げてみたいと思います。




私の目標は、採用で年収1000万を稼ぐことです。それもプレーヤーとしてです。(マネージメントには全く興味がありません)


さて、プレーヤーとして1000万円稼ぐためには今の会社では実現できないことはわかっています。ですので、私のマイルストーン(重要なポイント)に「転職」が入ります。


そして、転職先には、インセンティブ重視の個人事業主が集まるようなエージェントが想定されます。


そうすると、私はこの環境でやっていくための「専門性」と「能力」が必要となります。それを現職で醸成することが求められます。その「醸成」の一つの結論が「社内表彰」だと考えています。

すなわち、私の直近の目標は「社内表彰」、それを皮切りに転職活動を行い、実力型のエージェントに行き、醸成した能力をもって1000万の年収を目指す、という形です。




ちなみに、私の例だと、転職が重要なマイルストーンになっていると思いますが、もう1つ見ていただきたいポイントがあります。それは「現職で実現できるかどうか」です。


さらっと書いていますが、最短距離で目標を実現できる方法は実は「現職に残る」ことです。


現職だとある程度都合がわかっているので何かと早いのです。私の例は転職ありきになっていますが、ここは「キャリアアップ」を考えるうえで重要なもう1つのポイントであることを再認識してください。



2-2.あなたの足りないものは?



さて、上記であなたの目標と、そのチェックポイントとなる「マイルストーン」が設定されましたね。次にやるべきことは、このマイルストーンにいきつくために、何が足りないかをしっかり考えていただきたいと思います。


私でいえば例えば、担当求人数が足りない、専門知識が足りないのようなものが想定されます。(ここで具体的に書きすぎるといろいろ不都合が生じそうなので割愛しますが)


自身の目標をやりきるために、数値的なもの、定性的なもの、いろんな要素があると思います。これを洗い出し、それを解消してあげることが重要です。



2-3. 実行と修正の繰り返し!PDCAが重要

2.2で目標を達成するにあたり、足りないものは何かを考えてくださいと話しましたが、本当にそれは正しいのでしょうか。この「足りないもの」で挙げた事項はおおよそ仮説レベルのものになります。


そのため、仮説はやってみて、結果を再検証し、またさらにやる、を永遠と繰り返す「PDCAサイクル」を回してください。そうすることで、さらに目標に近づいてくるでしょう。




2-4.まとめ:「キャリアアップ」という言葉のままにしない


エージェント吉田

「キャリアアップ」のためには、キャリアアップという言葉は使わず、具体的な目標とマイルストーンを設定し、行動をしてください。「キャリアアップ」という言葉はそれだけ目標をあいまいにしてしまいます。
そして、行動は、常に検証を加えることが大事です。自身の目標を見据えながら行動を変化させていくことが大事です。



3.総括・まとめ

キャリアアップを考えるために、まずはキャリアアップ=転職というよくわからない方程式を忘れてください。転職はキャリアアップを実現するための方法の1つでしかありません。それより、今の会社で実現できるなら、転職なんてしないで下さい。


目標が決まったら、自分で設定したマイルストーンに向かって懸命に努力し、自分の目指すものに向かって全力で走り切ってください。

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