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2017/03/24

「勝てる面接」を見抜け!転職のプロ目線で考える、短距離で内定を得るための準備

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前回のコラム「面接成功のポイントは3つ。人事担当者の目線を、現役の転職エージェントが教える!」では、一般的な面接の戦い方について説明しました。


今回は、勝てる面接の進め方について解説しましょう。


一般的な戦い方では高い確率で「内定」をつかむことができません。ここでは、最短距離で内定を勝ち取るための面接の進め方について、お伝えしていきます。


【目次】

1.企業が採用活動を行う理由

皆様は求人票を見ながら、「なんでこの会社は採用をしたいのか」などといったことを考えたことがあるでしょうか。


実は「なぜ採用活動をするか」ということは、転職面接を進めるうえで絶対把握しておきたいポイントです。


どうして「なぜ企業が採用活動を行うのか」という理由と「転職活動の成功」が密接に関わっているのかを説明していきましょう。



1-1.採用活動とは企業が課題解決を行うための手段です

企業は常に課題を抱えています。「人材がいない」もその1つです。企業は経済活動を行う中で「経営計画」というものを立てます。次に、経営計画に基づき、「採用計画」というものを作ります。


つまり、会社が目標としている売り上げを達成するため、また会社の地盤を固めるために「人材の採用」というのも重要な経営戦略の1つということです。


  

これに加え、人には感情や都合があるため企業側が想定していない「退職」が発生し、仕事が回らなくなるという「課題」も発生します。


重要なのは、今あなたが受けようとしている求人の背景にはどんな課題があるのか、ということです。




1-2.あなたはその課題を解決できますか、また将来解決できそうですか?

では、なぜこの課題を明確に認識しなければならないのでしょうか。


それは、あなたがその会社に入社したとき、会社が抱えている課題の解決を求められる立場になるからです。


裏を返せば、あなたが会社の課題を解決し、長期で活躍できると判断された場合、企業側は採用しない理由はありません。


冒頭に『「なぜ採用活動をするか」ということは、転職面接を進めるうえで、絶対把握しておきたいことです』とお話したのは、企業が求める人物とあなたが合致する、もっといえば企業が解決してほしい課題を解決でき、長期的に活躍できる人物かどうかさえ担保できたら採用されるということです。


また、若手の方に関しては、今できなくても構いません。会社がしっかり教育したうえでえ将来的に課題を解決できる、そのポテンシャルがあるかどうかのアピールが求められます。



1-3.まとめ

エージェント吉田

採用の背景には、その会社が抱えている課題があります。
その課題を把握しておくことで、自身の能力がその課題を解決できるか、また長期で活躍できるか、ということさえ担保できたらおそらく高い確率で採用されるでしょう。
そういった意味で、求人票の奥にある採用の背景、またその背景に隠れた企業の課題を把握しておくということは、受ける求人を選ぶ意味で非常に重要となります。



2.全ての面接には基本的に受かりません



企業の課題はそれぞれ千差万別です。同じような求人でも、募集背景や求める人物像は全然違います。


もちろん取り合いになる人材は存在しているものの、その人材は本命に受からなくて第2、第3志望の会社に内定承諾をするケースは多々あります。


また、その取り合いになる人材より、ほかの企業ではあまり面接受けが良くなかった人物が採用されるケースもあります。


実際、私が見た求職者の方で、4社面接を受け、3社の評価が芳しくなかったものの、内定がでた1社が一部上場企業の業界トップクラスの企業で評価が非常に高かったということもありました。


売れっ子の人材とはいえ、必ずしも行きたい会社に行けないこともあります。同様に、一般的には不人気人材なのに、一番行きたい会社に行けることもあるのです。


求めるものが会社によって違うためこのような事象が発生しています。会社が求める人材について情報収集を行い、しっかり準備をして、最短距離で「勝てる」面接を進めていく方法を説明します


2-1.求人選定のコツ



求人票を見るとき、あなたはどこから見ますか?


おそらく、年収欄(理論年収欄)でしょう。私もそうです。


それはそれで問題はないのですが、受かる求人を探す際、確認すべきなのは
①「募集背景」
②「業務内容」
③「応募要件」
④「人員構成(年齢も含む)」

上記4点です。


実際にあった求人票の抜粋から、どんなポイントで見ればよいのかみていきましょう。


<求人票の例>


人事職

【募集背景】
グループ会社対応の増加、自社製品の売れ行きが好調のため、バックオフィス業務から会社を支えるため、新たに募集致します。①


【業務内容】
人事制度、評価制度の企画 ②を中心に、幅広く人事業務に携わっていただきます。

今年度東証一部に上場いたしましたが、 ②社内の制度的な部分はまだまだ発展途上なので今後の事業成長を目指し、これからの会社を一緒に作りあげていただくことを期待しています。

■入社後1〜2年程度は会社の現行制度や風土、当社の考え方を理解していただく期間として、制度の運用等と並行して採用業務にもある程度のウェイトで担っていただくことを想定しています。


【応募資格】

<必須要件>
人事における中途採用業務のご経験 ③
人事制度、評価制度の運用に関わるご経験 ③

<尚可要件>
・人事制度、評価制度の企画、構築に関わるご経験

雇用形態 正社員
勤務地  東京都
年収・給与 520万円〜700万円



①「募集背景」について
この募集背景は「増員」です。採用計画の中で持ち上がってきた事項だと推測されます。急募ではなさそうなので、募集要件は厳しく順守してくることが求められます。


また、会社を特定できないよう記載はしていないのですが、メーカーの求人案件ですので、転職回数はこだわりそうです


②「業務内容」について
人事制度の改定を行いたいというのが企業の経営課題として挙がっているようです。近い将来、再構築も含め検討に入っているようです。採用業務にも携わるということは、次期リーダー候補の採用くらいにとらえておくほうがよさそうです。


③「応募要件」について
実際、評価制度に2~3年程度かかわっており、かつ採用経験のある方の採用となります。採用、制度双方の経験が必要なようです。


④「人員構成(年齢も含む)」について
ここには記載がありませんが、上司の年齢だけ確認が必要でしょう


見ていただきたいポイントは、①「募集背景」から「増員」か「欠員補充」なのか、という点、②「業務内容」から「自身ができるのか、できないのか」という点、③「応募要件」はそのまま確認をしてください。


④「人員構成(年齢も含む)」は、自身が入社することでバランスがよくなるかそうではないかを確認したいところです。


もっといえば、しっかり確認し、不明な点、違和感があれば担当キャリアアドバイザーに聞いてみることが大事です。


<求人票で確認すべきポイント一覧>


求人票で確認すべき事項 確認する内容 補足
募集背景 欠員急募か増員なのか 単純な増員だとハードルが高め
業務内容 自身の経験でできる業務か否か どのくらいのレベル感で同じくらいか確認
応募要件 ①と照らし合わせて確認 妥協点を見いだせるなら多少足りなくても応募の価値あり
人員構成(年齢含む) 入社した時の人員バランスとして適切か 基本形は年功序列の形を作る組織にすることを重視


さて、ここまで読み取ったうえで、自分が「あてはまる」か「はまらない」かをジャッジしてください。


離職中の方ならともかく、現職の方ではまらない案件は優先的に受けるべきではありません。この案件であれば「増員」なので「評価制度の運用」、および「採用業務の経験」は不可欠です。


これが「欠員」、「急募」の場合だと、どちらかの経験だけでも受ける価値はあります。短期間で決めなければならないという思惑があるためある程度妥協が企業から生まれるからです。完璧でなくても構いません。


ストライクゾーンをある程度読み込んで受かりそうな求人案件と行きたい会社を照らし合わせて受ける会社を決めましょう。(ここまでやっても転職回数とかよくわからないこだわりを見せる企業があります。そのケースの場合は諦めましょう)



2-2.面接準備~求人分析で各面接の戦い方を決めましょう~



書類選考を通過したとして、面接までにどんな準備をするかという点について次にお話ししましょう。


まず、基本は「インプレッション」、「考え方」、「能力」です。この点については、入社してから長期で活躍できる人を企業はほしがっているということは前回のコラムでお伝えした通りです。


これらについては、前回まとめた表がありますので、再度以下に掲載しておきます。


詳しい解説は前回解説コラムをご覧ください。


<面接で確認されるポイント一覧>




  面接の基本項目 見られるポイント なぜ見られるか
1 インプレッション ・明るさ 社内外の人間とうまくやっていけるか
・人間性 一緒に働きたいと思われるかどうか
・清潔感 社外の方に不快を与えないかどうか
2 考え方 ・長期性(長期で働けるか) コストや採用・育成の手間があるため
・ 改善性(改善意識があるか) 成長・習熟の速度が違うから
・論理的思考性(論理的思考ができるか) 論理構成ができるかどうかはコミュニケーション、仕事の進め方において差がでるため
3 能力 ・再現性 技術・知識が役立つものかどうかを確認するため
経験・成果から課題解決能力があるかどうかを確認するため


基本線はこれで問題ありません。面接する企業によって変えていただきたいのは「企業から求められているものは何か」ということだけです。


今回例にとった人事案件に関してもっとも重要なのは、会社の人事制度を任せられる、また中途採用担当としても動いてもらうことを明記されていることから、「能力」すなわち、「人事における中途採用業務の経験,」「人事制度、評価制度の運用に関わる経験」です。


そのため、まず業務の棚卸については、面接で話せるようにしておくことは重要です。


次に、会社のことを調べましょう。


例えば、採用に関する決裁手続きを行う際、大企業でハンコ文化が根付いた会社であれば、「如才なく仕事を進められる確実さ」をしっかりアピールする必要があります。


反対にスピード感をもって仕事を進める会社であれば、そのスピード感をアピールする必要があります。


会社の「癖」をしっかりつかんでください。そのための情報収集を行うことが求められますが、転職エージェントであればこのような情報を持っているはずなので、エージェントに確認してしっかり情報収集していきましょう



2-3.インプットだけじゃなくてアウトプットもしましょう!



ここまで情報収集の話を進めさせていただきましたが、実際に話す練習もしてください。


言葉に発する練習をしておかないと考えているだけでは言葉として出てこないことも非常に多くあります。また、自分自身が話している声を確認することで、おかしいと思う部分も見出すことができます。


転職エージェントが面接対策として予行演習をやってくれる場合もありますので活用するのもよいですね。



2-4.まとめ

エージェント吉田

「勝つ面接」の進め方とは、情報収集と、情報処理をどうするか、それに尽きます。そして、「勝つ面接」を進めるためには、どの面接を受けるか、が実は最も重要です。
勝てる面接で、行きたい会社に勝つ準備をして臨む、これが「勝てる面接」の進め方の極意です。
また、「勝つ面接」のためには、エージェントの活用は不可欠です。彼らの情報や協力を受けることをお勧めいたします。



3.総括・まとめ

上述の通り、勝てる面接の極意は、「情報収集」と「情報処理」です。


求人票から、会社が抱えている課題、募集背景から、自分がこの会社の課題を解決できる人物なのかを考えてみましょう。解決できるという判断ができるならば、受けるべき求人です。


受けるべき求人が決まったら、何を言えば相手に訴えかけられるかという情報を読み取り、準備したうえで実際に声に発するところまでやってみましょう。そして、一人でできないなら転職エージェントをフル活用しましょう。


面接を制する方は、情報戦を制する、ということを認識して面接を受けていただきたいです。

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