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面接成功のポイントは3つ。人事担当者の目線を、現役の転職エージェントが教える!

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転職面接を受けられたことがありますか?中には連戦連敗でもう転職は無理だと諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は私もそうでした。3回くらい転職を諦めた挙句、4回目の面接で約40連敗しました。1社目から2社目に転職するのに8か月かかりました。

本文では私と同じような目に合わないよう、面接に通過するための方法をお伝えしてまいります。

【目次】

1.面接の基本は「インプレッション」、「考え方」、「能力」の掛け算でできている

面接の中では志望動機や転職理由、これまでの経験などを色々質問されるかとでしょう。

面接の中の質問で、面接官が何を見ているかというと、「インプレッション」、「考え方」、「能力」の3点なのです。といってもあまりピンとこないのではないでしょうか。以下でそれぞれ詳細に説明をさせていただきます。




1-1.インプレッションとは

一言でいえば印象です。

印象で何を見るかと言えば「明るさ」、「人間性」と「清潔感」です。

なぜ、このポイントを確認するかというと、「一緒に働きたいか」、「社内での人間関係」は大丈夫そうか、そして「お客さんなど社外の方に不快な思いをさせないか」という点を見ます。

例えば、あなたが面接官だとして、髪の毛がボサボサで挨拶もできず、ボソボソとした話し方をする求職者にお会いしたとき、あなたはその求職者と一緒に働きたいと思うでしょうか。また、社内でうまくコミュニケーションをとっている姿を想像できますでしょうか。

実は面接は、面接官と会ったその時から始まっているのです。





1-2.考え方とは

面接の中で、「志望理由」と「転職理由」をお題目のように質問されることはままありますが、あの質問って一体何を聞きたいのだろうって思ったことありませんか?

この質問は、「働く」ということにおいて、あなたがどんな「考え方」をする人か、そして面接官を納得できる・させられるか人かどうかを問う質問です。

具体的には以下の事項を確認しています。

・長期性(長期で働けるか)
・改善性(改善意識があるか)
・論理的思考性(論理的思考ができるか)

■長期性(長期で働けるか)
まず、コストや採用・育成の手間のことを考えると、長くその会社で働ける人を採用したいというのが普通の会社です。そのため、やる気が見えない、会社の考え方と合わない、早く辞めそうな要素のある人を採用するのはリスクでしかありません。

■改善性(改善意識があるか)
あらゆる失敗を「人」や「環境」のせいにする人がいますが、こういう方はあらゆる失敗を「自分」のせいにする方に比べて成長・習熟の速度が遅くなります。失敗を認め、改善をする意識のある方かどうかを確認します。

■論理的思考性(論理的思考ができるか)
どの仕事においても「AだからB」という論理力が求められます。その論理構成ができるかどうかはコミュニケーション、仕事の進め方において差がでるため、それがあるかを確認します。

例えば、転職理由を「業界の先行きが不安だから」と面接官に話した場合、面接官は以下の点が気になります。「業界の先行きが不安な理由は何なのか」と「それに対し、どう考え、行動したのか」ということです。

「業界の先行きが不安な理由は何なのか」が明確でない場合、物事を論理的にとらえていない、もしくはただ漠然と環境のせいにしているだけと捉えられますし、業界の先行きが不安な理由を「論理的に」説明ができ、かつ「自分でどう対処した」が手詰まりになった、上司に相談したが明確な回答はなく「根性論」で押し切られたとなった、とこのように答えられたらおそらく面接官は「確かに」と納得するでしょう



同様に、志望理由に関しても「転職理由」を踏まえた回答が求められます。

例えば「食品メーカー」から「OTC医薬品(一般用医薬品)メーカー」に転職をしようとして、業界の先行き不安を志望理由としたとします。しかし、面接官は、顧客属性が変わらないから同じ理由でまた早期で転職するのでは?と疑問符がついてしまうことが予見されます。

これに対し明確な回答ができないと「論理性」と「長期就労」に疑問符がついてしまいます。逆に、過去の売り上げ状況などから「違う」と明確に説明するなど納得のいく説明ができれば「論理性」、と「長期就労」の面を双方クリアすることができます。(実際はここまで完璧にやりきる人はほとんどいないのが現実ですが・・・その分、ここがしっかりしていると面接官には強く印象に残りますよ。)

転職とは安易にやるものではないので、考えているか、またその際考える能力がその求職者に備わっているのかどうかという点も同時に見られていると考えて頂くといいかもしれません。


1-3.能力とは

文字通り、業務を遂行し、成果を出すための能力です。

それぞれの職種に合わせて、これまで身に着けてきた技術、経験、成果が問われます

ここで聞きたいのは1点、それは転職先ででも成果として出せるかという「再現性」です。ではどのようなことを確認されるのか以下で詳しく説明します。

■技術・知識
文字通り、仕事を遂行するにおいて、必要な技術です。どの仕事においても共通する技術だと「PCスキル」、経理職であれば「年次・月次決算」、設計職であれば「CAD(パソコン上で設計図を書いたり、製図を行なったりするソフトウェア・システム)が使える」など、具体的な技能を指します。
同様に、即戦力採用で確認すべき事項として、製品、またその背景知識、業界内での共通認識なども問われます。ちなみに採用ニーズの最も高い営業職においては、技術とより知識面が問われるケースが多いです。

■経験・成果
ただ技能があるだけではなく、技術や知識を生かし、どんな成果を出せたかという「経験」についても問われます。ただし、こんな技能があり、こんな成果を出せました、というだけでは転職先で「再現性」があるとはみなされません。
「技術・知識」を前提として、求められる「成果」に対し、「課題」と「課題解決方法」の事例を明示することが面接内で求められます。

1-4.まとめ

  面接の基本項目 見られるポイント なぜ見られるか
1 インプレッション ・明るさ 社内外の人間とうまくやっていけるか
・人間性 一緒に働きたいと思われるかどうか
・清潔感 社外の方に不快を与えないかどうか
2 考え方 ・長期性(長期で働けるか) コストや採用・育成の手間があるため
・ 改善性(改善意識があるか) 成長・習熟の速度が違うから
・論理的思考性(論理的思考ができるか) 論理構成ができるかどうかはコミュニケーション、仕事の進め方において差がでるため
3 能力 ・再現性 技術・知識が役立つものかどうかを確認するため
経験・成果から課題解決能力があるかどうかを確認するため

エージェント吉田

採用は長期で活躍してくれる人材を探すことが大前提となります。ここで挙げた「インプレッション」、「考え方」、「能力」とは、会社の課題解決・活性化という目的を果たすための人物に求める要素を分解したものとなります。
そして本章のタイトルで「掛け算」だとお伝えしたのは、「インプレッション」、「考え方」、「能力」のいずれか優れているとプラスになりますし、逆に言えば、1つでも未熟な要素があると大幅減点になり得ます。
次章では、具体的なシチュエーションを交えながらどう面接を展開するのかを説明していきます。



2.面接の戦い方

1章では、面接でどんなことが聞かれるかについて説明をさせていただきました。この章では、実際の面接の状況に合わせ、何を聞かれ、どう展開すべきなのか具体的な説明をしましょう。


2-1.スタートの5分<インプレッション勝負>!


<ポイント>

最初の受付の際、声のトーンが大きくなりすぎず、かといってボソボソと話さないで一定のトーンで話してください
 ⇒面接官はこの段階で受付対応した方より印象を確認する可能性があります

・面接会場の個室に通されたら、案内してくださった方へのお礼、入室時の「失礼します」という挨拶、笑顔は忘れないでください。

・話し始めは、声が小さくなったり、早口になったりすることがあります。その際の軌道修正は難しくなるので、落ち着いてはっきり話すようにして下さい。

・手は膝、面接官の目をみて話をしましょう。


面接会場に着くと、大きな会社であれば受付の方に、それ以外の会社であれば受付電話にて面接である旨を伝え、会場まで案内されます。

その後面接官到着を待ち、面接官到着後アイスブレイク等を経て、自己紹介を行うことになります。ここで重要なのはインプレッションのみです。

以下のにインプレッションをよくするためにどうすればいいかまとめました。


2-2.話は簡潔に、「会話」をしましょう

面接の際には、1章で記載したように、「志望動機」、「転職理由」、「これまでの経験、成果」などの質問を冒頭に受けます。その際には「結論」から話をしてください。また、質問に対し、答えが複数ある場合は「3点あります」などの頭出しを行ってください

また、答えた内容に対し追加質問などが想定されますが、そのような質問については、1文、2文で回答することを心がけてください。

以上を踏まえ、「志望動機」、「転職理由」、「これまでの経験、成果」について、実際の状況を想定したQ&Aを示していきましょう。




■「志望動機」、「転職理由」について
ここでは、わかりやすく「転職理由」から聞かれたという前提で話を進めていきます。※実際に私が担当した転職者の方の例をとって、証券会社に在籍している営業職の求職者が医療機器のメーカーに転職を想定します。

面接官

転職理由について教えてください。

求職者

2点あります。
1点目は残業についてです。現状、月間60時間残業していますが、作業自体は日々1時間程度の残業で事足ります。それは先輩方も同様ですが、9時まで残る慣習があり、そのせいで漠然と会社に残っていることが多いです。
2点目として、人の役に立つものを売って成果を出したいと考えています。現状、株や投資信託等の金融商品を販売していますが大半の顧客は損失を出しています。もっと社会貢献性の高い製品を売り、自身の力を試したいので転職を決意しました。

面接官

ありがとうございます。それでは当社を志望した理由を教えてください。

求職者

御社を志望した理由は3点あります。
1点目は、医療機器の販売は社会性が高く、損失ということを考えず販売ができると考えたためです。2点目は、直行・直帰型の営業スタイルだからです。残業をすることが嫌なわけではなく、なれ合うことで生産性の低い残業をする必要がありません。逆に仕事なのでやらなければならないことに対し労力をかけることは厭いません。医療機器業界の営業スタイルは自身の志向性にあっていると考えています。
3点目は、自分のこれまでの営業スタイルが生きると思うからです。証券営業は富裕層の懐に入り、提案する能力が求められますが、医療機器営業においても医師限定ではありますが顧客層があり、ドクターに気に入ってもらい、提案型の営業をするという点で近いものを感じます。

面接官

なるほど。ありがとうございます。確かに営業スタイルは似ている点もあるかと思います。しかし、専門知識の習得は簡単ではありません。しっかりご自身で専門知識の習得ができますか?

求職者

可能です。わたしは文学部で金融に縁がありませんでしたが、必要資格の習得は最短ででき、1年目でも社内売り上げ上位を取りました。そういった経験があるので、金融知識から医療の知識に変わるだけですので問題ないと思います。

<ポイント>

・上述の通り、結論から話す、複数の理由などがある場合は「3点あります」など「頭出し」をする。
・「長期性(長期で働けるか)」「改善性」「論理的思考性」(図1を参照)を意識した回答を準備してください。
・転職理由と志望理由はリンクさせる、転職理由を、転職によって改善できるということをアピールする。
・加えて自身のできることをアピールすると更によいです。
・転職理由、志望理由に対しての質問の回答は、可能な限りシンプルにしてください。できる、できないのような2択の質問については、「できる」、「できない」といった回答を頭出ししてください。

■「これまでの経験、成果」について
ここでも重要なのは結論から話す、複数の理由などがある場合は「3点あります」など「頭出し」をすることです。また、ここで重要なのは目標に対し、何が必要で、そのためにどんな行動をとった、どのような結果を導き出せたかを伝えることです。

面接官

あなたが現職で出した成果について、要因も含めて教えてください。

求職者

私が出した成果として、社内MVPとして社内表彰されました。要因としては3点あります。(ここでは1点だけとさせていただきます)
1点目は既存顧客の接点量を最大化させ、最新の情報を保有できていました。そのためには、証券市場が動いている「場中」にはとにかく荷電をすることを大事にしていました。
また、1人頭の電話については5分を目安にし、現状の情報と状況に応じて提案を行うということを大事にしていました。その結果、1週間で全顧客との連絡が完了し、常に現状確認ができているため、どの商品を提案すれば成果になるのかをおおよそ把握しながら販売につなげることができました。

<ポイント>

・上記の通り結論から話す、複数の理由などがある場合は「3点あります」など「頭出し」をして下さい。
・成果を聞かれる際は、成果、成果を出すための課題・必要なこと、そのための行動、結果をもれなく伝えてください。


2-3.「疑問点」を探して、質問をしましょう!

面接の最後に「何か質問はありますか?」という質問があります。「特にありません」と答える方が非常に多いと思うのですが、ここではちゃんと質問してください。面接官はやる気がある人はここで質問をすることを知っています。

では、どんな質問をすればいいのでしょうか。

ここでは「働き方」に関する質問をしてください。

逆に、福利厚生とか給与の質問はあまりしないほうが良いかもしれません。

ではどのように考えていけばよいかですが、まずは自身の1日の仕事の進め方を思い出し、そこから求人票などで働き方に関わる情報を引き出してください。それを引き出した後、自分の仕事の進め方と比較することで、疑問点が出てくるはずです。

例えば・・・現状無形商材の営業をしている方が、メーカーの営業になった際、代理店営業がメインになると、代理店にどんな営業をするのか、エンドユーザーとどういう形で接点がでてくるのか、アポイントをとる営業なのか、サザエさんに三河屋さんみたいに突撃訪問をするのか、など「営業」「訪問」というキーワードでも売り方が全然違うため、これだけの質問がでてきます。

会社説明をしてくれる会社であれば、その説明から疑問点を確認するような質問の仕方でも良いでしょう。あなたが受けている会社の働き方について面接の中で質問をしてみてください。

<ポイント>

面接の最後にある「何か質問はありますか」には必ず質問をしましょう。
質問する内容は「働き方について」にしましょう。
・どんな質問をしたらいいかわからない場合は、自分の働き方を基準に比較をしましょう。
・会社説明をしてくれる場合は、その内容から質問をしても良いと思います。


2-4.会社をでるまでが「面接」です!

面接が終わったのち、エレベーターホールに案内され、お礼をお互い述べて終了するわけですが、最後までインプレッションは見られています。

建物を出るまで気を抜かないでください。誰が見ているかわかりません。



実際、私が担当する自社ビルを持つクライアントの面接では、1階会社受付の方の意見が評価対象になったこともありました。

会社を出るまでが面接です。そして、面接はインプレッションに始まり、インプレッションに終わることをしっかり自覚してください。


2-5.まとめ

エージェント吉田

上記の回答例は、あくまでも回答例なので参考程度にとどめて頂きたいのですが、質問にはその質問をする「趣旨」が必ずあります。その趣旨に対し、シンプルに的確に答え、かつ自分をアピールすること、これが面接の中では重要となります。
そして、面接はインプレッションに始まり、インプレッションに終わります。
最後まで気を抜かず集中して臨んで頂きたいです。



3. 総括・まとめ

面接の基本は「インプレッション」、「考え方」、「能力」の掛け算でできているというと、それはどんな質問をされ、どのように返すのか、またその準備の仕方等についてはおおよそご理解いただけたのではないでしょうか。

しかし、これができたからといって面接に受かるかといえば、それは「NO」です。本文では、面接に落ちないようにするための基本的なところを中心にお話をさせて頂きました。

次回は面接に「受かる」ための進め方について説明をさせていただきます。

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