『本音はNG?面接での転職理由の伝え方』



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転職エージェントコラム

08/04

『本音はNG?面接での転職理由の伝え方』

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転職の相談を受ける立場として転職の本音を日々伺いますが、皆さんがお話になる転職理由は本当にさまざまです。
「キャリアアップのため」、という前向きな理由も勿論ありますが、労働環境や職場の人間関係に対する不満、会社の経営状況の悪化によるものなど、前向きとはいえない理由を挙げる方が多くいらっしゃいます。キャリアアップを第一の理由とする方でも、深く掘り下げていくと、現職への不満や懸念が出てきます。

しかし、現職において改善すべきネガティブな要素や、実現できない願望があるからこそ、転職活動に思い至るというもの。決して不満や懸念があるからといって、悲観する必要はありません。転職を考えるキャリアパーソンの誰しもが、「転職理由をどう伝えるべきか」、ということに頭を悩ませているといってもいいでしょう。

転職活動において避けては通れない転職理由。本コラムでは、その重要性と上手な伝え方についてご紹介していきます。

面接で転職理由を聞かれるのはなぜか?

面接において、転職理由を聞かれないということは絶対にありません。
どんなにスキルや人物面が企業にマッチしていて、優秀な経歴を持つ方であったとしても、必ず聞かれるものと心得ましょう。

では、企業が転職理由にこだわるのはなぜでしょうか。
答えはとてもシンプルで、今後一緒に働くかもしれない”あなた”という人間が、どのような人物なのかを見極めるためです。

面接官は、転職理由を通して、「転職という人生における大きな決断をするときに、どのようなことを判断基準とする人物なのか」を知ろうとしています。この判断基準・価値観を明確にしておくことで、入社後の退職リスクを防ぐこともできます。もしも前職と同様の理由で早々に辞めるということになれば、企業としても採用にかけた時間が無駄になってしまいます。

ですから、今までの転職理由なども含め、その理由に一貫性がなければ、面接官の納得のいくまで追求されることもしばしばです。曖昧な回答や、矛盾が生じている回答では、転職理由そのものが選考不通過の原因となることもあります。スキルや経験には自信あり!という方こそ、要注意。スキルをアピールする前に早々と面接を打ち切られてしまう可能性が高いです。

また、今回の転職が2回目以上の方は、これまでの転職理由も含めて説明できるようにしておく必要があります。事前に回答を準備しておきましょう。

ネガティブな転職理由も伝え方次第!

皆さんが陥りがちなNG転職理由で多いものは、

1.年収が上がらない
2.なかなか昇進・昇格ができない
3.残業が多い

といったものです。

これらをそのまま伝えてしまえば、実態とは関係なく、面接官は

年収が上がらない=「仕事ができない人なのではないか。」
なかなか昇進できない=「評価が得られない人なのではないか。」
残業が多い=「ストレス耐性が弱いのではないか。」

という印象を持ちます。総じて自分本位な考えに聞こえてしまい、企業はあなたに対して確実にネガティブな印象を持つでしょう。

ですから、面接の場では上記のようなネガティブな理由を、ポジティブなものに変換していくことが必要になります。

1、2の昇給や昇進ができないという理由に関しては、なぜそれらができなくてはならないのかを考えてみましょう。お給料が上がらないとモチベーションがあがらない、という意見もあるとは思いますが、企業は闇雲に年収を上げてくれるわけではありません。年収を上げるからには、その分、それまで以上の責任や成果を期待されます。昇給や昇進をする代わりには、責任や成果を背負っていかなければならないということです。

ということは、年収を上げたい、昇進したいという願望は、「今よりも責任のある仕事に挑戦していきたい。」という願望でなくてはなりません。

「現職は年功序列の社風で、託される業務に限界があり、新たな業務に挑戦していくにも時間がかかってしまう環境です。今よりも責任のある仕事に挑戦していきたい、と思い転職活動をしています。」

昇給・昇進できないことがきっかけの転職であれば、このように願望を基点に、今の会社にどのような限界があると感じているのかを理由にすることで、前向きな印象に変えていくことができます。

次に、3の残業に関する表現についてはどうでしょう。

こういったケースは、現在の業務状況のなかで、何が影響して残業が多くなっているかを考えてみます。
たとえば、「納期が短い」、「一人当たりが対応する業務が多すぎる」、「自身の業務処理能力が低い」など、因は様々でしょう。

そして、同時に、それらを改善するにはどうすればいいのかを考えます。具体的な取り組みを考え、実行することまで出来たら完璧です。実行した結果、残業が改善され、転職しなくて済むなら万々歳ですよね。

もし、実行に起こしても改善には至れないのであれば、別の要素が起因していると考えられます。
例えば、残業体質の会社という風土的な問題がある場合です。

そのような場合は、
「遅くまで残ることが偉いと評価される会社であり、モチベーションが維持できないと考え転職を考えています。
成果や結果で評価をしてくれる会社で働きたいと考え転職を考えています。」
と伝えるとポジティブな印象に変えることができます。

また、対応する業務が多すぎるという場合には、
「現職は少数精鋭のため、マルチタスクで幅広い業務をこなす会社ですが、もっと専門特化して自分の強みを身につけたいと思い活動をしています。」
と伝えることで、企業にも成長意欲を感じ取ってもらえます。

最後に

現職への不満がきっかけであったとしても、皆さんの中には「将来的にはこうなりたい!」というポジティブな想いが必ずあるはずです。その将来的になりたい姿のイメージを伝えつつ、今の会社ではそこには到達できない理由が伝えられれば、さらに前向きな印象を伝えることができるのではないでしょうか。

最後に、前向きな転職理由の伝え方を考えることができたら、ご友人や頼れる先輩などに聞いてもらうことをお薦めします。第三者が理由を聞いて、その内容に納得できるかを聞いてみましょう。

もし、転職エージェントをお使いになっての活動であれば、キャリアアドバイザーに転職理由の伝え方を是非相談してみてください。転職理由を基にした志望動機の作り方や、選考を受ける会社の好む表現などのノウハウも聞くことができると思います。

希望のキャリアを実現する第一歩として、転職理由と真剣に向き合って考えてみてくださいね。

コラム執筆者:

type転職エージェント

IT領域チーム キャリアアドバイザー
熊谷 祐莉子
(得意領域/SE・PG、WEBエンジニア、インフラエンジニア、PM)

証券会社で個人向け投資商品の営業を経験。培った業界・マーケットの知識を活かすことができ、顧客主義を追求できるキャリアアドバイザーの仕事に出会い、「type転職エージェント」への転職を決意。
現在はIT領域にて、インフラ・アプリエンジニアを中心に担当。歯に衣着せぬ率直でシンプルなカウンセリングとプランニングにより、多くの転職成功者を支援している。

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